楽天モバイルは元々ドコモ系回線を使った格安SIM(MVNO)でした。つながらない、速度がでないこともありました。
これは過去の話、2020年4月、キャリア(MNO)に昇格した楽天モバイルは混雑する時間帯でも安定しています。
2021年4月30日 iPhone正式にサポートされました。iPhone+楽天モバイルは快適に使えています。おすすめできる方は、楽天回線でつながるエリアの人です。楽天モバイルのサポート(電話、チャット)は対応が悪いと評判です。一度チャットサポートを利用した際は普通でした。なぜ評判悪いんでしょうかね。SIMを差し替えるだけの作業ですが、まちがって圏外のままになるととても不安ですね。こういった作業に慣れていない方は、その場でサポートが受けられる店舗契約をオススメします。
楽天モバイルの評判って悪い?62%の方は解約するかも・・・
楽天モバイルのUN-LIMITプラン、実際利用しています。普通につながって、そこそこの速度、結構満足しています。
価格.comの「楽天モバイルのSIMカードの評判・利用レポート」がとてもリアルで参考になります。
楽天回線のエリア内でも電波の強さによっては評価がわかれます。価格.comの評判新しい順に100件を4つの視点(すぐに辞めた、無料だから使っている、無料期間中に状況が変われば使い続ける、これからも使っていきたい)で集計してみました。文面から判断しているものもあります。
1年間無料、その後3,278円(税別2,980円)の旧UN-LIMIT Vプランのままなら、100名中38名はそのまま使い続け、62名の方は楽天モバイルをやめる方となります。
- タダでもダメ 17名
- 無料期間終わったら解約する 30名
- 無料期間中に状況が変われば続ける 15名
- これからも続けていきたい 38名
全体的に楽天モバイルは、サポートが悪いと書いている評価が多かったです。またRakuten Linkの通話に関してもそれなりという人もいれば、ダメダメという方も一定数以上いました。
タダだから使っている方は、試しにサブ利用してみて、1年間無料期間が終わったら解約する意思が受け取れたです。UN-LIMIT VIで1GBまで無料となって、解約するのか、そのまま続けるのかはわかりません。
楽天回線エリアの改善、Rakuten Linkの使い勝手向上、サポートの対応向上等状況が変われば続ける方とサブ利用やSPUポイントアップ(ポイント還元+1倍)、1GBまで無料、固定回線としてこれからも続けていく意見もありました。
自分としては、パートナー回線メインで不自由なく利用できています。格安SIMの楽天モバイルだった頃より安定した高速データ通信できて断然いいです。ただパートナー回線がなくなって圏外になって解約した方の評価が刺さりましたよ。
楽天モバイル UN-LIMIT VIのデメリットと不安
楽天モバイルはワンプラン、2021年4月時点はバージョンアップした 『UN-LIMIT VI』のみです。シンプルでわかりやすい半面、プランのバージョンアップで、今まで契約していたプランも自動的にバージョンアップします。さらに2021年4月30日からiPhone12の取り扱いが開始され、古いiPhoneでも問題なく使えるようになりました(iOS14.4以降を搭載したすべての「iPhone」が楽天モバイル回線に対応)。今はいいことばかりのような気がしますね。
「すべての人に最適なワンプラン」は、正直微妙なポイントがあります。
UN-LIMIT VIプランは中途半端なデータ容量は損、きっちり把握管理が必要
旧 UN-LIMIT Vプランは、月額3,278円(税別2,980円)で無制限というシンプルなプランでした。
新 UN-LIMIT VIプランは、容量別料金が導入され少し複雑になりました。その分月額を抑えることができるようになっています。
引用 楽天モバイル
ご覧の通り、毎月使ったデータ分だけ支払うプランになります。格安SIMのプランで多く見かけるプランですね。1GBまで無料というのは他にない大きなメリットだと思います。3GB、20GB、無制限、いずれの月額もぴったり使い切れれば安いです。
中途半端な容量だと損した気がしてしまうのがUN-LIMIT VIプランのデメリットですね・・・。楽天モバイルのRakuten Linkアプリから当月のデータ利用状況が確認できます。これを使えば把握できます。
コロナ渦のいまは、外出も抑え気味で月1GBも使わない時もありますよね。楽天モバイル1回線目は1GBまで無料です。その月は基本料金0円でホクホクです。1GB超えそうなら思い切って2.9GBを目指しましょう。
Rakuten Linkアプリでの通話、SMSは無料で使えます。これってデータ通信量消費しちゃうんじゃないの?って疑問に思いますよね。ここは安心してください。「Rakuten Linkを利用したメッセージの送受信、電話の発着信は、プラン料金を決定するデータ利用量にはカウントされません。また、高速データ容量を消費せず、ご利用いただけます。」とこちらに明記されています。
楽天モバイル2回線目以降は1GBの区切りがありません。3GBまでで1,078円(税別980円)です。
月3GBのプランとしてなら3GBまでは1,078円(税別980円)と格安SIMと比べてもかなり安い価格設定でおすすめです。ただ3GBを超えると次の区切りが20GB 月額2,178円(税別1,980円)です。
同じ20GBのAhamoやPovo、LINEMOと比べると安い月額です。19.9GBで2,178円は安いです、でも3.1GBで2,178円はちょっと高いと感じてしまいます。容量別料金プランのデメリットですよね。
20GBを超えると容量無制限で3,278円(税別2,980円)、月50GBでも、月100GBでもこの価格です。無制限には注意したいポイントがあります。
高速データ無制限は楽天回線だけ
これは楽天モバイルのプランの説明にある注意事項の一つです。データ無制限は楽天基地局に接続時で、さらに使い過ぎには制限がかかる場合があります。
楽天基地局って?2021年4月時点で楽天モバイルは自社の基地局(楽天回線)の他、基地局不足をauのパートナー回線で補っています。これが楽天基地局という説明につながります。
楽天回線の高速データ通信容量は無制限です。月使える上限がありません。楽天回線エリア内利用が一番お得です。
パートナー回線の高速データ通信容量は月5GBまでの上限が設定されています。パートナー回線接続時これを超過すると最大1Mbpsの通信速度で無制限です。高速データ通信容量は1GBあたり550円でチャージすることができます。
楽天モバイルは海外でも利用できます(エリア、対応端末は海外ローミング(データ通信)から確認できます)。
海外ローミング時の高速データ通信容量は月2GBまでの上限が設定されています。海外ローミング時これを超過すると最大128kbpsの通信速度で無制限です。
無制限まで使う方、使わない方どちらでも次の電波の割り当て状況、基地局の数は知っておいてください。楽天モバイルかなり不利です。
4G基地局数は少ない、プラチナバンドは今後に期待
「総務省:令和2年度 携帯電話及び全国BWAに係る電波の利用状況調査の評価結果の概要(案)(PDF:サイズ大)」を参考にしています。
4G割り当て電波 | 4G基地局数 | |
---|---|---|
NTTドコモ | 7(700MHz帯、800MHz帯、1.5GHz帯、1.7GHz帯、2.0GHz帯、3.4GHz帯、3.5GHz帯) | 249,142 |
KDDI au | 6(700MHz帯、800MHz帯、1.5GHz帯、1.7GHz帯、2.0GHz帯、3.5GHz帯) | 179,198 |
ソフトバンク | 7(700MHz帯、900MHz帯、1.5GHz帯、1.7GHz帯、2.0GHz帯、3.4GHz帯、3.5GHz帯) | 172,807 |
楽天モバイル | 1(1.7GHz帯) | 44,0002021年度末達成予定 |
NTTドコモの基地局数を100%とした場合、割合はそれぞれ、71.92%(KDDI)、69.36%(ソフトバンク)、17.66%(楽天モバイル)。
プラチナバンドに関しては、楽天モバイルから総務省へ再編の提案(総務省:PDF)があったようです。今後改善されるかもしれません。現状は1.7GHz帯の1つだけです。
5G bandに関しては期待が持てます。キャリアへの割り当ては、各社同じような値(割り当て周波数範囲計500~600)です。
楽天モバイルは完全仮想クラウドネイティブモバイルネットワークで4Gから5Gへ迅速に対応できる仕組みになっています。
楽天モバイルにプラチナバンドは割り当てられていません。でもパートナー回線(au)はつながりやすいプラチナバンドです。でも永久に提供されるわけではありません。
パートナー回線の提供は順次終了
楽天回線とパートナー回線は自動切替、電波の強い方が優先される傾向で、パートナーを掴むことが多いです。固定化する方法は?2021年4月時点では見つけられていません。また地下、屋内、大きな商業ビルの屋内等の場所ではパートナー回線です。
つながるパートナー回線は、楽天基地局が整備されたエリアから順次廃止されていきます。
終了予定のエリアはKDDI(楽天モバイル向けローミングサービス提供エリア)で公開されています。パートナーのローミングが終了したエリアでの地下は圏外になるようなこともあるそうですよ(DIME)。
楽天モバイルは、高速データ通信のON/OFF機能(データ高速モード)があります。OFFで楽天モバイルを使えば無制限に使える?いいえ、低速データ通信時でも容量のカウント対象です。
高速データ通信OFFのLINEトーク・電話でもカウント対象、Rakuten Linkはカウントフリー
「Rakuten UN-LIMIT VI」は、毎月のデータ利用量によってプラン料金が変動いたします。データ利用量は楽天回線エリア、パートナー回線エリア(国内)、パートナー回線エリア(海外)すべてのエリアでカウントされます(データ高速モードがOFFであってもデータ利用量はカウントされます)。
データ通信はすべてカウント対象です。LINE、SNS、Web、Youtube等、WiFi未接続時はすべてカウントされます。
1GB、3GB、20GBという区切りは高速データ通信容量ではありません。使用したデータ量の区切りです。
Rakuten Linkはカウントフリーです。1GBを目指す方はRakuten Linkを積極的に利用することでデータ消費を抑えることができます。
Rakuten Linkを利用したメッセージの送受信、電話の発着信は、プラン料金を決定するデータ利用量にはカウントされません。 また、高速データ容量を消費せず、ご利用いただけます。 https://network.mobile.rakuten.co.jp/faq/detail/00001291/
手持ちのAndroid端末で楽天モバイルは注意が必要です
Xperia、Galaxy、他等キャリアで売れ筋のAndroid端末は楽天モバイルで利用できない場合があります。楽天モバイルの対応状況で確認できます。SIMロック解除である程度の機能はご利用可能になるかと思いますが、対応状況では詳しく明記されていないので不安があります。
フルサポートできない端末の場合、まさかに備えて、楽天回線対応端末(キャンペーンで安く手に入ります)を手に入れておく必要があります。
iPhone6s以降のiPhoneはほぼ制限なく利用できるようになりました。
楽天モバイルをはじめるとここまでご紹介した5つのデメリット(使わないと損、高速無制限は国内楽天回線だけ、基地局少ない、パートナー回線は順次終了、低速データ通信もカウント対象)+α(一部機能が使えないAndroid端末)と折り合いをつけていくことになります。
楽天モバイル5G圏内方は是非お試ししてください
楽天モバイルは5G 無制限でも月額3,278円(税別2,980円)です。楽天回線5G圏内の方は、楽天モバイルはじめてもいいかもしれません。
5Gエリアはまだごく限られた一部のエリアといか点でしかありませんが、こちらのITメディアの記事によるとダウンロード速度700Mbps台ですよ。これほどの速度が常時出るなら光回線やめて固定回線にしたいですね。
使わなければ無料の楽天モバイルは、圏外、圏内どちらでも持っているだけで楽天スーパーポイント+1倍にできます。SPU+1倍です。楽天市場で買い物する方にオススメできます。
サブ回線利用すること無料の1GBまでに抑えた運用が見えてきます。
さらにSPU+1倍の特典を受けることとができます。
SPU+0.5倍の特典もあります(Android端末限定です)。楽天モバイルキャリア決済の詳細はこちらです。
iPhone6s以降の方は安心して使える環境になりました
楽天モバイルはiPhoneに正式対応しました。iPhone12販売開始でiPhone 6s/iOS 14.4以降、楽天回線の対応製品に
2021年4月27日 iOS14.5配信と同時にiPhone6s以降でも「キャリア設定のアップデート」を適用することで楽天回線に対応できます。裏技やSIMロック解除アダプターは不要です。安心してiOSをアップデートできるようになりました。
ちょっと前までもうやめようと思っていました、でも今ではオススメできる回線に!
(iPhone13で買い替え予定の)iPhone7Plus で楽天モバイル UN-LIMIT VI使っています。2021年6月まで1年間無料キャンペーン期間中です。
楽天モバイルがAppleに認定される前の状況は悲惨でしたね。
間違ってiOS14.3やiOS14.4にアップデートで、楽天モバイルのSIMは圏外、使えない文鎮状態です。
この状態を解決するのがSIMロック解除アダプターでした。ただ突然圏外になったりした経験からSIM解除アダプター導入には悲観的でした。古いiOSバージョン14.2で利用し続けていましたよ。
またiPhone12でもSMS(パートナー回線)ができなかったり、緊急地震速報に対応していない等フル機能使えない状況で、
新しいiPhoneに変えても楽天モバイルではダメそうだと思っていました。
iOSはこまめにアップデートして、安心したい、無料期間終わったらAhamo(あはも)に乗り換え予定でした。
楽天モバイルは、2021年4月30日からiPhoneの取り扱い開始、Appleが楽天モバイルをキャリアとして扱ってくれるようになり、iPhone状況は最大限改善しました。
この状態であればiPhone6s以降をご利用の方にオススメできる回線になっています!
誰にでもオススメできる?いいえ・・・デメリットを考えると主回線としてオススメできる方は1つのポイントに集約されます。
楽天回線の状況次第ですぐに別の回線に移る手間を惜しまない方におすすめ!
楽天回線の電波をしっかり利用できるエリアにお住いの方におすすめできます。現在初めて楽天モバイルご利用の方を対象にした3ヵ月無料キャンペーン中です。
この無料期間は、ご自身が活動するエリアで日常的に使えるのかを確認するための期間とも言えます。
常時パートナー回線、結構使えます。ただ高速データ通信量に上限があり月5GBまでのご利用です。これ以降は1Mbpsで使い放題になります。
my 楽天モバイルから楽天回線 と パートナー回線で消費したデータ量を確認できます(このページ上にあるイメージでわかります)。
楽天回線 と パートナー回線のデータ消費量は、月のトータルのみ把握できます。こまめに確認することをオススメします(Rakuten Linkアプリから簡単にアクセスすることができます)。
無料期間中楽天回線での高速データ通信利用が少なかった方は、つながらなくなる可能性があるのでオススメできません。
特に確認しておきたいポイントは、楽天回線が弱いと言われている地下、ビル内での状況です。
iPhone12シリーズは楽天回線↔パートナー回線の自動切替に対応しているので細かい確認が難しいです。
iPhone6s以降、iPhone11シリーズまでは楽天回線↔パートナー回線の自動切替に対応していません(機内モードをON→OFF操作で切り替えることができます)。これらの古いiPhoneならおおよその回線状況を確認することができます。
楽天回線エリアとおもわれる場所で機内モードをON→OFF操作、これで多分楽天回線に接続しています。
この状態からスタートして圏外になるポイントがある→今後最悪ずっと圏外の可能性も→許容できない→別回線に移ったほうがきっと幸せです。
iOSはアバウトな確認方法しかありません。2021年7月までにはiOS版「my 楽天モバイル」アプリでも簡単に確認できる仕組みが提要される予定です。
まとめ
ようやく安心して利用できます。iPhone+楽天モバイルは快適に使えています。おすすめできる方は、楽天回線でつながるエリアの人です。楽天モバイルのサポート(電話、チャット)は対応が悪いと評判です。一度チャットサポートを利用した際は普通でした。なぜ評判悪いんでしょうかね。SIMを差し替えるだけの作業ですが、まちがって圏外のままになるととても不安ですね。こういった作業に慣れていない方は、その場でサポートが受けられる店舗契約をオススメします。
個人的にはメイン回線でこれからもお付き合いしていくので、ネット契約でも店舗契約でも楽天モバイルはオススメです。
今後、2枚のSIMを同時に待ち受けできる(DSDS)iPhoneに買い替え予定です。楽天モバイルともう一枚別のSIMを同時に使えます。
iPhoneXS、iPhone11、iPhone12、iPhoneSE(第2世代)がこれに該当します。
副回線利用なら悩まず楽天モバイルをお試しください。毎月1GBまで無料で、国内通話し放題、SMS送信し放題です。これ嘘じゃなくて本当ですよ。ただほど怖いものはない・・実際主回線だと1GBって結構簡単に超えちゃうので支払い発生します。副回線のメリットですね。
主回線で楽天モバイル検討中の方は、こちらを参考に3ヵ月無料キャンペーンを最大限活用して評価しちゃいましょう。
自宅が楽天回線エリアで楽天回線をつかんでいる、これ最高ですね。固定回線を置き換えることができるかもしれない光回線より安い回線が登場しました(公平制御はあります)。